を、観に行ってきました。
*以下、内容のネタバレ全開ですので、気になさる方はご注意をば。
自宅のポストに配られていたフリーペーパーでその舞台の詳細を知り、
あらすじを読んだだけで『これは行かねばならん!!!』と奮い立ち、
どきどきしながら、初めて”小劇場”というものに足を運んでみました。
結果、行ってみてよかったです。とてもよかった。
舞台、演劇、というと、遠い昔に『劇団☆新感線』を
友人につられていったことがあるだけで、ほぼほぼ経験がなく。。
あ、野村萬斎氏にハマって『狂言』を何度か見たことはあるので、
それも観劇に入るのかしら。どうかしら。
そもそも萬斎さんにハマったのも、当時某公営放送で放送されてた
舞台『ファウストの悲劇』をたまたま深夜に見てしまったからでした。そういえば。
嗚呼、懐かしい~~!!!ファウスト博士大好きだった!!(大声&大の字)
。。と、また話が逸れそうなので、
いとしのファウスト博士とメフィストフェレスのお話は、また後日。
(この舞台が本当〜によかったんですよ…ムニャムニャ…オタホイホイ。。)
***
そんなわけで。
『有名人』が出ている『大掛かり』な舞台、演劇は見たことがあったんですが
今回のような、座席数100に満たないくらいの、いわゆる”小劇場”に足を運ぶのは
本当に、初めてで。
正直、行くまでは結構、どうなのかな〜と色々不安な面もあったんですけど
(観客が自分一人だった時の対処法等、訳のわからん心づもりなどもしていた)
いってみたら、それなりにお客さんもいて、小規模ながら
舞台そのものに仕掛けがあったりして、驚かされました。
何より、情熱というか、、特に主人公の熱さと、舞台となる時期は真夏なので
その暑さと。。”生身の人が目の前で演じている”という熱気のようなものは、
小劇場だからこそ、より感じることができるものなのかもしれませんね。
震えました。
内容は、絶対に自分の好みであることは確信していたし、
その予想外?予想を斜め上に飛び越えたミラクルなオチには、
なかなか、なるほど、納得というか。。
元になった小説を、読みたくなりました。
ここで一気にネタバレなんですが。
要約すると、、『くだんのはは』は、
戦火の最中に、ある裕福ながら業を背負った家系に生まれてしまった”件(くだん)”と、
その母の愛の物語。。という感じでしょうか。
(物語自体は、この屋敷に疎開してきた15歳の少年の目で語られます)
この、牛と人間が混ざった、いわゆる”化け物”として産まれてしまったくだんは。。
いや、くだんちゃんがですね。
それこそ、設定上はとても怖い、恐ろしい、禍々しい生き物として
描かれているし、その舞台でも哀しきモンスターとして演出されていたんですけども。
ですけども。
。。根っこがオタクだからか、漫画家だからなのか。ゲーマーだからか!
このビジュアルが、、どうしてもこう、、なんというか、可愛くて。
くだん、というよりもくだんちゃん、ちゃんですよ。ちゃん!
世が世なれば美少女キャラじゃないですか!お顔は牛だけど。。
お肌も爛れまくりで、ドロドロらしいのですけど。。
ああ、その設定すら愛おしい。萌える。
もうね。この容姿でずっとわんわん泣いているんですよ、
お肌がドロドロになる病気を患っているので。。いずれ災いを見届けると
お亡くなりになる儚い命なので。そして、それを全てわかっていて受け入れて
せっせと愛情を注ぐ母!!母の愛情というなのもはや狂気!!!
ああ。。。好みすぎました。
この、お母様役の女優さんが、途中で歌を歌われるんですが
それがもう、お上手で。。悲しくて哀しくて〜、それはそれは、美しくて。
一気に引き込まれましたですね。ああ、素敵だった。
本当に、楽しめました。いってよかった。
何事も、、心惹かれたものには、やはり素直に
足を運んでみるものですね。
舞台、とても楽しかったので、また何か好みの演目があれば行ってみようかな。
ああ、くだんちゃん可愛かった。合唱。。
ラバーキーホルダー欲しい~~~~!!!絶対かわいい。。よ。。